デッキ構築講座

【裂空のカリスマで遊ぼう!】レックウザGXデッキ構築講座

裂空のカリスマに収録された《レックウザGX》。このカードを使ったデッキレシピ、デッキ構築記事です。

アローラ! へるです!

いよいよSM7「裂空のカリスマ」が発売されますしたね。私も全カードリストをしばらく眺めていましたが、どれも使いたくなるような個性的なカードばかりです。

とはいえ、色々なデッキを一から組もうとすると時間もかかりますし、そもそも組み方がよく分からないこともあると思います。 そこで、今回から「裂空のカリスマ」のGXポケモンを主軸においた”新弾デッキ構築講座シリーズ“を連載していこうと思います。

第一弾はもちろんパッケージを飾る《レックウザGX》と、それに相性のいい《クワガノン》を組み合わせた【レックガノン】です! この記事で《レックウザGX》の魅力が伝わると嬉しいですし、このデッキを元にして好きなようにどんどん改造していただけたら書いた甲斐があったなと思います。

では行きましょう!

サンプルデッキレシピ

【レックガノン】

レックウザGXデッキ画像

デッキレシピ 【レックウザGX & クワガノン(レックガノン)】

デッキインフォメーション

アーキタイプ レックウザGX & クワガノン(レックガノン)
レギュレーション XY1~SM7
デッキコード Syp3XU-Nu6SZ5-XMXpXS

デッキ概要

《レックウザGX》とは

「裂空のカリスマ」のパッケージポケモンです。
  • 癖のあるエネ加速特性「しっぷうどとう」
  • 自分の場の基本草/雷エネルギーの数×30ダメージの「ドラゴンブレイク」
  • 手札を全てトラッシュして10枚ドローする「テンペストGX」

※詳しいレックウザGXの解説はこちらの記事をどうぞ

特性・技共にピーキーな性能をしており、若干不安定なカードです。にげエネ3と重量を感じますが、HPはGXたねポケモンとしては控えめな180。 メインウェポンとなる「ドラゴンブレイク」は自分の場のエネ数を参照して威力が変動します。これがなかなか厄介で、自身が気絶すると場のエネが減り、後続が出せる威力が下がってしまいます。 したがって、このカードを運用する際は”どれだけ自分の場にエネを用意・維持できるか“が鍵となります。

 

合言葉は”とりあえずストロングチャージ

そこで、場にエネを供給し続けるパートナーとして採用したのが《クワガノン》です。 《クワガノン》は2進化の非GXポケモンですが、特性「ストロングチャージ」により、デッキからエネを直接場のポケモンにつけることができます。 つけられるのは基本草・雷エネルギーそれぞれ1枚ずつですが、「ドラゴンブレイク」の要求エネと合致しており、毎ターン使うことで威力を上げながら場にエネを維持できます。

 

他にパートナー候補のカードとして以下の2枚があります。
この2枚に《クワガノン》が勝るメリットが”とりあえずストロングチャージ“です。 《フシギバナ》は基本草エネルギーでないと効力を発揮せず、かつ手貼りだけだと高火力に届くまでのテンポが遅れます。 《ミロカロス》は安定感と引き換えに相手にサイドを取られやすく、《レックウザGX》が倒されてもいい回数が実質的に減ってしまいます。

 

それに引き換え、《クワガノン》はベンチに用意できれば「ストロングチャージ」を宣言しているだけでどんどん威力を上げることができ、《レックウザGX》の攻撃準備もすぐに整います。 つまり”とりあえずストロングチャージ“ができる状況を目指せばいいのです。ゴールの分かりやすさがこのカードの魅力です。 もちろんこれは環境や好みによって変化する部分なので、一通り試したうえで自分が気に入ったパートナーを採用するといいでしょう。

 

ちなみに「ストロングチャージ」でエネをつける時は、場の《レックウザGX》複数体にまんべんなくつけるのを心がけましょう。 1体だけにたくさんエネをつけていると、その《レックウザGX》が倒された時に次に「ドラゴンブレイク」の威力が一気に落ちてしまいます。 どうしても《レックウザGX》が足りない場合は《カプ・テテフGX》につけることも選択肢の一つです。標的を分散しつつ、いざとなれば「エナジードライブ」で攻撃できるので悪い案ではありません。

 

理想盤面の為に《ダイゴの決断》

ゴールが見えたところで、スピーディにその盤面を作れるよう、大量のサーチカードと《ダイゴの決断》を採用しました。 《ダイゴの決断》は使うと番が強制終了するかわりに、デッキから好きなカードを3枚までサーチできるサポートです。このカードも「裂空のカリスマ」で登場しました。 まずは全力で《クワガノン》を用意するべく、《ハイパーボール》《レベルボール》を使って《アゴジムシ》をベンチに複数用意することを心がけます。 その後、《ハイパーボール》《ミステリートレジャー》から《カプ・テテフGX》を経由して《ダイゴの決断》にアクセスし、以下のカードを軸としてサーチします。
いずれかが既に手札にある場合は、空いた枠で《レックウザGX》をサーチしたり、あらかじめトラッシュしておきたい基本エネやサポートをサーチしたりします。 トラッシュに基本エネをおいておけば、後続の《レックウザGX》が「しっぷうどとう」で確実にエネをつけられますし、サポートをおいておけば《バトルサーチャー》で好きなタイミングで使うことができます。 他にもバトル場に《レックウザGX》を送り出しやすくする《かるいし》、耐久力を高める《闘魂のまわし》もオススメです。

 

《ダイゴの決断》を使えないケース

このカード自体がサイドに落ちている、サーチカードがないという状況を除き、以下のケースでは《プラターヌ博士》を使って盤面を整えるように意識してください。
この状況では《クワガノン》が用意できる可能性が少なく、《レックウザGX》がうまく攻撃することができなくなってしまいます。 なのでまずは盤面を整えることを最優先に考えて、《ダイゴの決断》による最短ルートは諦めます。 なお、後攻1ターン目なら《レックウザGX》の「テンペストGX」を使ってさらに手札を整えられますし、エネやサポートをトラッシュできれば後々の補助ができて便利です。

 

ちなみに《ダイゴの決断》や「テンペストGX」共に《N》を使われると、せっかく用意した選択肢がデッキに戻されてしまいますが、あまり気にしなくても大丈夫です。 グッズを大量に使っているなら手札は大きく減っているでしょうし、サイド数が減っていないなら手札が補充されることに変わりはありません。 また、本来序盤は《アズサ》《プラターヌ博士》を使われて相手の場が整えられるところですが、そのサポート権を《N》に使っているので出遅れる可能性があります。 最速のゴールはできなくとも、決して不利になっているわけではないので、落ち着いて《クワガノン》の準備に全力を注ぎましょう。

 

あとはひたすら「ドラゴンブレイク」

《クワガノン》が用意できたら、続いて《レックウザGX》をバトル場に送り出します。 手貼りや「しっぷうどとう」、「ストロングチャージ」を合わせれば攻撃できるようにはなっているでしょうが、相手がGXポケモンだと一度の攻撃で倒すには少し火力不足です。 故に最初は一撃必殺ではなく、2回の攻撃で1体を倒すように攻めていきましょう。そのかわり、毎ターンの手貼りと「ストロングチャージ」でエネを絶えず供給し続けます。

 

中盤以降、エネが潤沢に用意されてからは一撃必殺を狙います。ひたすら「ドラゴンブレイク」でバトルポケモンを倒しながら、最後は《グズマ》から《カプ・テテフGX》を狙って決着が理想です。 後続のアタッカーを常に用意し、バトル場の《レックウザGX》が倒されても「ストロングチャージ」で即復帰できるようにベンチを整えていきましょう。 手貼りと「しっぷうどとう」「ストロングチャージ」を併せて1ターンに4つエネが用意できるのが一つの目安です。 相手のポケモンが高耐久、「ストロングチャージ」が使えないといった状況に応じて、1ターンに《レックウザGX》を複数展開から「しっぷうどとう」を連打することも視野に入れます。

 

とにかく「ストロングチャージ」が攻撃の要になるので、攻撃と並行して《クワガノン》の2体目を準備してください。 1体目が倒されても再び準備が整いますし、2体同時に特性が使えれば一気に4エネ盤面に供給できるようになります。 ゲームを通して大切なのは”何がなんでも「ストロングチャージ」する意志“です。絶対に《クワガノン》を用意してやるという気持ちで是非使ってみてください。

 

キーカード解説

《レックウザGX》

このデッキのメインアタッカーですが、トラッシュにエネがあれば火力増強要因としても使えます。まさに”みんなの力を集める“カードです。イラストもかっこいい! 出せば出すだけ「ドラゴンブレイク」の威力が上がりますし、《アゴジムシ》が狙われる危険性を減らす為にもスタートポケモンとして価値があります。 以上の理由から最大の4枚採用です。

 

《クワガノン》ラインと《ふしぎなアメ》

序盤で確実に1体、中盤以降でできればもう1体出せるように《デンヂムシ》《ふしぎなアメ》を含めて厚めに採用しています。 《ダイゴの決断》があるのでどちらかを減らすことも考えたのですが、決断できなかった時明らかに《クワガノン》が準備できなくなった上、2体目の用意が絶望的だったのでやめました。 デッキ概要でも書きましたが、「ストロングチャージ」がプランの根幹です。用意できなければまともなゲームにならないので、絶対に《クワガノン》を用意するという意思を持ってください。 ちなみに「ストロングチャージ」はデッキに草か雷どちらか片方の種類しかなくても、1枚だけはつけることができます。いざというときの為に覚えておいて損はありません。

 

《ダイゴの決断》

超重要カードです。メインプランはこのカードを使うのが前提になっており、なるべくサイド落ちの危険性を減らす為に2枚採用しています。 元々《アズサ》《フウロ》を採用していた枠だったのですが、ドローサポートがなくて後続が続かなかったり、依存度が高すぎてサイド落ちした途端にプランが崩壊するというリスクがありました。 とはいえそれぞれを複数枚採用する枠もなく、サポート権を中盤以降に使うのは今のゲームスピードに合っていません。 そこで、1ターン目の盤面構築を《アズサ》ではなく各種ボール系カードに託し、《クワガノン》成立用パーツの用意を《ダイゴの決断》に委ねることでプランが遂行できるようにしました。 先行後攻問わず、1ターン目はこのカードを使います。2枚採用してはいますが、使うと番が終わってしまう=攻撃できないデメリットが大きいので、中盤以降は使う想定がありません。

 

各種ボール系カード

サポート権を使わずにベンチにポケモンを並べる必要があるので、かなり多めに採用しています。 全てのポケモンをサーチできる《ハイパーボール》は言わずもがなですが、《ミステリートレジャー》《カプ・テテフGX》を通じて《ダイゴの決断》にアクセスする手段を増やすために重宝します。 その後も《レックウザGX》を次々と用意するために使えるのが素晴らしいですね。手札コストもエネをトラッシュに送ることで「しっぷうどとう」に繋げやすくできます。 《レベルボール》は無理なく《アゴジムシ》《デンヂムシ》をサーチし、なるべく並べられるように補佐してくれるカードです。もう少し汎用性の高いボールにしたいのが本音。 《アゴジムシ》に加え、後述する《フェローチェ》《ラティアス◇》をサーチできる《ネストボール》も選択肢の一つです。

 

《すごいつりざお》

中盤以降トラッシュにたまったエネや、《プラターヌ博士》と「しっぷうどとう」によってトラッシュしたポケモンをデッキに戻す役割があります。 似た役割のカードに《レスキュータンカ》《エネルギーリサイクル》がありますが、「ストロングチャージ」の対象を増やしながらポケモンの回収が行えるいいとこ取りとして採用しました。 ポケモンのサーチカードが多いので、デッキに戻った《レックウザGX》を即復帰させることも可能です。構築面でも噛み合っていると言えます。 なお、エネを戻す場合は「しっぷうどとう」用に少量トラッシュに残しておきましょう。

 

《闘魂のまわし》

「ドラゴンブレイク」の威力を維持するためには、盤面のエネを常に多い状態にする必要があります。 エネが多くついているのは当然アタッカーの《レックウザGX》ですから、倒されないように居座り続けた方が有利です。そこで耐久力を上げつつ、火力補助も行ってくれるのがこのカードです。 つけるだけで1進化GXポケモンの基準HPを超えた220になり、6エネの「ドラゴンブレイク」がたねGXポケモンの基準HPとなる190に届くようになります。

 

他の選択肢として、ポケモンの火力補助どうぐに《こだわりハチマキ》があります。 《こだわりハチマキ》はGX・EX限定ですが技の威力を30上げることができ、「ドラゴンブレイク」の参照エネ1枚分に相当します。手軽さも含めたらかなり大きな変化値です。 私の場合は前半で一気に攻めるプランではなく、後半では威力が足りているケースが多かったので《闘魂のまわし》を採用しました。ここも環境や好みに合わせて変化させていいと思います。

 

カスタマイズポイント

《フェローチェ》

非GXのウルトラビーストシリーズです。にげエネが0なので、とりあえずバトル場に出しておく生きた《かるいし》としての運用ができます。 それ以外にもこのカードには、自分のサイドが1枚の時に180ダメージを叩き出す「ホワイトレイ」という技が存在します。 要求エネは(草)(草)(無)の3エネなので、余裕のある時に「ストロングチャージ」しておくと終盤思わぬフィニッシャーとして名乗り上げることができます。 とはいえ目先の脅威でない《フェローチェ》をわざわざバトル場に引っ張り出して倒す意味もなく、優秀なエネ貯金箱として扱えるでしょう。

 

《ラティアス◇》

「裂空のカリスマ」にて登場するプリズムスターです。技「ドリームミスト」でベンチのドラゴン全員に基本エネを1枚つけることができます。 《すごいつりざお》と違って直接盤面に供給するタイプの再利用方法です。ベンチに《レックウザGX》が並んでいれば「ストロングチャージ」に匹敵する効果が得られます。 このカードがプリズムスターのドラゴンタイプなのも大きなメリットで、《ミステリートレジャー》でサーチがしやすく、自身が倒されてもサイドを奇数調整できます。 総じて、先発の《レックウザGX》が倒された後に一度盤面を立て直すのにうってつけなカードと言えます。

 

スタジアム・《フィールドブロアー》

現状相手のスタジアムに干渉する手段がないので、その対策として採用が考えられます。 様々なデッキへの強力な妨害手段、という意味では《パラレルシティ》が筆頭でしょう。相手のベンチを3体に制限することで、思うように行動させないスタジアムです。 逆に自分のベンチをわざと制限して不要になった《カプ・テテフGX》をトラッシュに送ったり、炎水草タイプからのダメージ軽減しながら《レックウザGX》の盤面維持に貢献したりもできます。

 

《フィールドブロアー》はスタジアム以外にもポケモンのどうぐをトラッシュすることができ、計算を狂わせられる《こだわりハチマキ》《闘魂のまわし》を排除することができます。 ついでに《かるいし》を取り除いておけば相手の行動力を制限できるので、現環境においては腐る場面はほとんどないでしょう。どちらも便利なので、両方とも採用してもいいですね。

 

おわりに

【レックガノン】いかがだったでしょうか。次々と盤面にエネが用意されていくのが快感で、使うのが面白いデッキに仕上がったと思います。いつも心に「ストロングチャージ」。 読んでくださった方が《レックウザGX》のデッキを作る際、何かのお役に立てたなら幸いです。 また次回お会いしましょう!