デッキ構築講座

【フェアリーライズで遊ぼう!】アローラキュウコンGXデッキ構築講座

フェアリーライズに収録されたフェアリータイプのGXポケモン《アローラキュウコンGX》。このカードを使ったデッキ構築のポイントをご紹介。デッキレシピを参考に、自分だけのデッキを作って遊んでみよう!

アローラ! へるです!

新弾デッキ構築講座シリーズ”第三弾となる今回は、8月に発売したSM7b「フェアリーライズ」から
パッケージを飾る《アローラキュウコンGX》と、同じフェアリータイプの《サーナイトGX》
を組み合わせたデッキを紹介していきます。

    かわいくて強いデッキを使いたい!
    2進化ポケモンが難しくて使えない!

そんな人に是非使っていただきたいデッキに仕上げました。
次々と2進化ポケモンが現れる爽快感を味わってください!
では行きましょう!


サンプルデッキレシピ

【アローラキュウコンGX & サーナイトGX】

アローラキュウコンGXデッキ

デッキレシピ


デッキインフォメーション

アーキタイプアローラキュウコンGX & サーナイトGX
レギュレーションSM1~SM7b
デッキコード2MMpUU-bwBMLC-XypMU2
作成者へる

《アローラキュウコンGX》とは


※注意
《アローラキュウコンGX》には水タイプとフェアリータイプの二種類がいます!
今回解説するのはSM7b「フェアリーライズ」で登場したフェアリータイプの方です!

  • 進化した時、デッキからグッズを2枚手札に加えられる特性「ふしぎなみちびき」
  • バトル場とベンチにダメージを与えられるワザ「はくぎんのかぜ」
  • ウルトラビーストを問答無用できぜつさせるワザ「サブリメイションGX」

まず目につくのは、進化するだけで好きなグッズを手札に加えられるという非常に強力な特性。
汎用的なグッズは勿論、特性のデッキで活躍するグッズを手に入れる手段としても使えます。
また、普段はあまり使わないものの、特定の状況で欲しい対策カードを臨機応変に使えるのも強いですね。
色々なデッキで使える可能性がありますが、今回は“グッズがキーカードとなる2進化ポケモン”と組み合わせることにしました。

2進化ポケモンは進化し終わるまでに必要なカードが多く、安定感がありません。
加えて、1ターンに1度しか進化できない都合上、ワザを使えるようになるまでが遅いのも欠点です。
そこでこのデッキは、《アローラキュウコンGX》の特性で必要なカードをかき集め、安定感と速度を上げるコンセプトにしました。
2進化ポケモンの中でも同じフェアリータイプで、《アローラキュウコンGX》を最大限活用できる《サーナイトGX》とコンビを組ませています。

《アローラキュウコンGX》の解説はこちらの記事をどうぞ

デッキ概要

まずは進化前たねポケモンを並べる


《サーナイトGX》、そして《アローラキュウコンGX》を場に出すため、まずは進化前のたねポケモンを並べましょう。
この2体がどんなに強力なポケモンであろうとも、進化できなければ全く意味がありません。
さらにたねポケモンはHPが少なく、ワザを使われると高確率できぜつしてしまうことから、少数のみ場に出ているのは危険です。
故に最初のターンはたねポケモンを並べることに全力を注いでいきます。

《ラルトス》《アローラロコン》を並べる際は相手に倒されて計画が狂わないよう、なるべく均等に用意してください。
どうしても均等にならない場合、手札の内容を確認しながらどちらを多く出すか判断します。
例えば、《アローラキュウコンGX》でグッズを手札に加えなくても進化できそうな時は、《ラルトス》を多く並べます。
逆に《アローラキュウコンGX》がいないと進化できない、もしくは次の番以降全く身動きが取れないような時は、《アローラロコン》を多く並べます。

このデッキには最初の番に使いたいサポートが二種類あります。
最初の番のみ大量にカードを引ける《リーリエ》と、ボール系グッズを2枚手札に加えられる《ぼんぐり職人》です。
どちらも序盤の準備を整えるのに役立つ効果です。
《カプ・テテフGX》が手札にあり、どちらを使うか選べる状況なら、以下の基準を元に判断してみてください。

ケース1:手札にたねポケモン、もしくは《ネストボール》が多い
《ラルトス》《アローラロコン》を並べ、手札を減らした後に《リーリエ》を使います。
一番理想的なスタートで、《リーリエ》で引いたカードに進化先ポケモンや次のサポートがあるとなおいいですね。

ケース2:手札にたねポケモン、《ネストボール》はないが《シロナ》、もしくは《リーリエ》がある
《ぼんぐり職人》《ネストボール》を2枚手札に加え、そのままたねポケモンを並べましょう。
《シロナ》《リーリエ》は消耗した手札を補うために次のターン使います。
これもかなりいい手札の内容です。

ケース3:手札に進化先のポケモンが多く、他にサポートがない
《ぼんぐり職人》《ネストボール》を2枚手札に加え、そのままたねポケモンを並べましょう。
手札は増えにくいものの、《アローラキュウコンGX》に進化できればそのままなんとか動けます。
《シロナ》で手札を全て戻してしまうのは今より状況が悪化する可能性がありますし、《リーリエ》は引ける枚数が少ないので改善しない恐れがあります。

ケース4:手札に今は使えないカードが多い
難しいところですが、エネルギーやグッズが多い場合は《ぼんぐり職人》《ネストボール》を2枚手札に加え、そのままたねポケモンを並べましょう。
出だしこそ遅れてしまいますが、《アローラロコン》がいれば「みちしるべ」で好きなポケモンを手札に加えられるので、最低限動くことはできます。
今は使えないカードも進化できれば役立つものが多いので、一気に強化を狙えます。

逆に《グズマ》《カルネ》のように、カードを引けないサポートが多い場合は《リーリエ》でも《ぼんぐり職人》でもなく、《シロナ》を使いましょう。
仮にこのままたねポケモンを並べても、後々《リーリエ》《シロナ》が使いづらくなり、身動きが取りづらい状態が続きます。
本当にどうしようもない場合は、早いうちに《シロナ》で思い切って手札をデッキに戻し、手札を綺麗さっぱり一新しましょう。

ほんの一例ではありますが、動きの基準になれば幸いです。

以上のパターンを参考に、たねポケモンが並べられたら次のステップへ進みます。

「ふしぎなみちびき」で《サーナイトGX》を導く


《アローラロコン》《アローラキュウコンGX》に進化させ、「ふしぎなみちびき」でグッズを手札に加えます。
この時最優先で手札に加えたいのは《ふしぎなアメ》《ハイパーボール》です。
この2枚があれば《サーナイトGX》に進化できるので、どちらも手札にない場合は積極的に加えていきましょう。

一方、どちらかが既にある場合、足りない方を手札に加えます。とにかく《サーナイトGX》に進化することを目指します。
この場合はまだグッズを1枚好きに手に入れられるので、状況に応じたグッズを選びましょう。

上記の例のように、“《アローラキュウコンGX》に進化さえできれば、基本的な動きに関与する”ことができます。
絶えず《ラルトス》《アローラロコン》を場に出し、後続が途切れない状況を作っておきたいですね。
もし《アローラキュウコンGX》に進化できるからといって、無駄遣いは控えましょう。《サーナイトGX》を場に出したい時にとても苦労します。

《サーナイトGX》に無事進化でき、攻撃の準備が整ったら次のステップへ進みます。

変幻自在の「インフィニットフォース」


《サーナイトGX》への進化、そして特性「ひみつのいずみ」から来るエネルギーの消耗により、手札が一気に減ると思います。
それを《リーリエ》《シロナ》でカードを引いて補いつつ、「インフィニットフォース」で相手のポケモンを倒していきます。

「インフィニットフォース」はお互いのバトルポケモンについているエネルギー分、与えるダメージが増える優秀なワザです。
ただし《サーナイトGX》にエネルギーをつける際はよく考えてつけましょう。
「ひみつのいずみ」があるとはいえ、1ターンにつけられるエネルギーの枚数には限りがあります。
また、デッキに採用されているエネルギー枚数も余裕があるわけではありません。
エネルギーをたくさんつけた《サーナイトGX》が倒されれば、それだけ後続の《サーナイトGX》がワザを使う時に威力が不足し、困ってしまいます。

そこで、一撃の威力を高めるのではなく、2回の「インフィニットフォース」で倒すプランも視野に入れてみましょう。
《サーナイトGX》と相手のバトルポケモンにエネルギーが合計4つあれば、少なくとも120ダメージを与えられます。
2進化の一部GXポケモン以外を除けば、多くのポケモンはHPが240以下なので、2回の攻撃で倒せます。
節約した分の余ったエネルギーはあらかじめ後続の《サーナイトGX》につけておけば、その分余裕が生まれます。

むやみにエネルギーをつけられないのは相手も同じで、《サーナイトGX》と戦う時の被害を減らすために動きづらくなります。
倒されることを割り切ってたくさんつけられた場合も、「インフィニットフォース」の威力が上がり、後続の《サーナイトGX》に必要なエネルギーの枚数が減ります。
このように、《サーナイトGX》は“一撃必殺のダメージだけでなく、器用な攻撃もできる”点が魅力です。うまく使い分けて戦いましょう。

ここまでの流れを繰り返し、たねポケモンを並べて《アローラキュウコンGX》に進化、《サーナイトGX》で攻撃…のステップを繰り返していくうちにベンチが埋まるかと思います。
《アローラキュウコンGX》の枚数にも限界があり、これ以上は用意できないといった状況になるでしょう。

そうなる終盤戦では最後のステップへ進みます。

終盤のカウンター《カルネ》


《カルネ》はトラッシュから好きなカードを2枚手札に加えられる強力なサポートです。
ただし、前の相手の番に“自分のフェアリータイプのポケモンがきぜつ”していなければ使えません。
つまり、戦いが激しくなってポケモンが倒され、消耗した手札を補いたい場面にぴったりのカードというわけです。
《サーナイトGX》だけでなく《アローラキュウコンGX》もフェアリータイプなので、《カルネ》を使う条件に合致します。
《アローラキュウコンGX》の特性に頼りづらい終盤は、《カルネ》で足りないカードを集めましょう。

《サーナイトGX》《ふしぎなアメ》を加えれば、ベンチに用意しておいた《ラルトス》が一気に進化できます。
また、《基本フェアリーエネルギー》《ダブル無色エネルギー》を手札に加えれば、「インフィニットフォース」のダメージが90も上がります。
その他《こだわりハチマキ》のように、枚数や手札に加える手段が限られたカードを、再利用する手段としても優秀です。
これもまた《アローラキュウコンGX》《サーナイトGX》と同じく、“状況に応じて選択肢を選べる”のが素晴らしいですね。

中盤でも《アローラキュウコンGX》と併用することで、倒したばかりの《サーナイトGX》が同じ状態で戻ってきた、ということも可能です。
本来はそうならないよう、事前に用意しておきたいですが、もし急に《サーナイトGX》が倒された時に何もできないよりはできた方がいいでしょう。
《カルネ》により復帰させた《サーナイトGX》で、大技を使ってきた相手のポケモンに強烈なカウンターをお見舞いします。

以上のように、《アローラキュウコンGX》に動きの根幹を任せ、タフな2進化ポケモンを安定して次々と繰り出していくのが基本的な戦術になります。
繰り返し記述してきましたが、今までの2進化ポケモンに比べて、選択肢を都度選べる柔軟性とパワーの両立が魅力のデッキです。

ど迫力の絵面に見惚れながら、“時に華麗に、時に豪快に”戦いましょう。

キーカード解説

《アローラキュウコンGX》

これまで解説してきたように、グッズを手札に加えるのが《アローラキュウコンGX》の大きな役割です。
しかし進化したからといってやることがなくなるわけではありません。
フェアリータイプのデッキ、かつ《サーナイトGX》の「ひみつのいずみ」により、《アローラキュウコンGX》も無理なく攻撃に参加できます。

序盤は相手のポケモンにエネルギーがあまりついておらず、《サーナイトGX》の「インフィニットフォース」は満足なダメージが出せないことがしばしばあるでしょう。
そこで《アローラキュウコンGX》が「はくぎんのかぜ」で攻撃しつつ、相手のポケモンにダメージを蓄積させておく戦術が取れます。
後々「インフィニットフォース」に必要なエネルギー数を減らせ、たねポケモンならそのまま倒せるくらいの威力はあるので侮れません。

また、相手のポケモンが「ウルトラビースト」であればGXワザの「サブリメイションGX」も有効打になります。
どんなに凶暴な侵略者達も、フェアリーの持つ聖なる力の前には昇華されてしまうでしょう。

「ふしぎなみちびき」のために進化する都合上、2枚は絶対に使いたいのですが、ベンチがすぐに埋まってしまうので3枚採用になっています。

《アローラロコン》

エネルギーなしで使え、好きなポケモンを2枚手札に加えられるワザ「みちしるべ」が頼もしいです。使えば次のターンほぼ確実に進化できます。
このワザが強力すぎる故に2進化ポケモンのデッキには以前から採用されており、このデッキもたくさん並べたいことから4枚採用です。

ただしあえて自ら後攻を取ることはありません。 せっかく加えたポケモンを《ジャッジマン》のようなサポートでデッキに戻される可能性もありますし、先に攻撃されるとたねポケモンの数が減るのでリスキーです。
先行なら先に進化して攻撃できる上、手札がよくなくても一度サポートを使う権利が多いので、どうにか動き出せる可能性があります。

あくまで後攻でも強力な動きができると考え、先行を取りましょう。

《ふしぎなアメ》

1進化ポケモンを飛ばし、一気に2進化ポケモンに進化できる特殊なグッズです。
《アローラキュウコンGX》の「ふしぎなみちびき」により、円滑に2進化ポケモンを出していけます。
《サーナイトGX》を手札に加えられる手段が多いので、「ふしぎなみちびき」で2枚加えることも多いです。
安定感と速度を両立させられる分、1進化ポケモンを採用していないこのデッキではこのカードがなければ進化できません。

手札にかさばることよりも引けないことのほうがリスクが大きいので、4枚採用です。

ちなみに、1進化ポケモンは以下の理由で採用していません。

ただし今のデッキではグッズが使えなくなるワザ・特性を使われると、全く進化できなくなり一方的にやられてしまいます。

周りのデッキや今後出てくるカードに応じて、数枚採用する可能性もあります。

《ぼんぐり職人》

このデッキで重要な“たねポケモンを並べる”役割を担うカードです。

似た役割のカードにポケモンだいすきクラブがありますが、《ぼんぐり職人》にしかできない点として

  • たねポケモン以外を持ってこられる可能性がある
  • ボールを経由してポケモンを手札に加えるので、デッキのいらないカードが減る
が挙げられます。

特に前者は進化を前提で戦うこのデッキにとって、進化先を手札に加える手段としても重要です。
また、たねポケモンとこのサポートしかない場合でも、《ハイパーボール》を手札に加えれば次のターン《カプ・テテフGX》で他のサポートにアクセスできます。
デッキ内のボールと手札に応じて、“柔軟な行動”が取れるのが利点ですね。

後者も、終盤不要になる《ネストボール》を序盤でほとんど使えます。
デッキ内のいらないカードを減らしておけば、終盤になればなるほど欲しいカードが手に入る確率が上がっていきます。

この2つの要素が大きいので、最序盤で使いたいカードです。

サイドに行ってしまい使えないという事態を警戒して2枚採用しています。

《カルネ》

主な役割はデッキ概要で書いた通り、《サーナイトGX》を即復帰させるために使います。
終盤は《カルネ》によるカウンターを狙いにいくので、《カプ・テテフGX》は1枚温存しておきたいですね。

《アローラキュウコンGX》の特性と併用することで、より《サーナイトGX》を出しやすくできます。
私が使っている時は、《アローラキュウコンGX》《ふしぎなアメ》《こだわりハチマキ》を、《カルネ》でエネルギーと《サーナイトGX》を手札に加えることが多かったです。

注意点として、“その場に必要なカードを回収するので最終的に手札は増えない”ことが挙げられます。
そのため、中盤に使えるからといって安易に使うと手札が消耗したままになり、最後の《サーナイトGX》を立てるための余力がなくなってしまいます。

《サーナイトGX》を用意する場面でもなるべく他の方法を模索し、《アローラキュウコンGX》で2体《サーナイトGX》を用意する気持ちでプレイしましょう。

カスタマイズポイント

グッズを好きなものに切り替える

採用するグッズによって動きの幅が広がるので、やりたいことに合わせて組み替えるのはお手軽でオススメです。

などなど。

今後グッズの種類が増えるほど《アローラキュウコンGX》の可能性は広がります。

他の2進化ポケモンと組み合わせる


《ハイパーボール》《ふしぎなアメ》を手札に加え、即進化させる動きは他のポケモンにも流用できます。
例えば《ソルガレオGX》はどうでしょう。
進化してすぐに「ソルバーストGX」を素早く使う選択肢が生まれます。
たねポケモンを並べられれば、早い段階で「メテオドライブ」を連発できるかもしれませんね。

すぐに動き出したいタイプの2進化ポケモンとは組み合わせやすいと思います。

特定のグッズを使うポケモンと組み合わせる


《ふしぎなアメ》以外にも、特定のグッズを手札に加えたいデッキで活躍が見込めます。
例えば《ビーストリング》を擁する「ウルトラビースト」は候補に上がりますね。
特に《せせらぎの丘》《アローラロコン》をベンチに出せ、共有できる《マッシブーンGX》は無理なく採用できると思います。
サイドが4枚になったタイミングで、《アローラキュウコンGX》から《ビーストリング》《マッシブーンGX》を用意し、一気に攻撃準備を整えることができます。

安定感と破壊力を上げられる他、《マッシブーンGX》《アローラキュウコンGX》はどちらもベンチまでダメージを与えられるので、じわじわダメージを蓄積させる似た戦術が取れるでしょう。

おわりに

いかがだったでしょうか。
今回のデッキは私も好きなデッキタイプで、ひたすら一人回しと対戦をしているのが面白かったです。
ガンガン進化でき、デッキ内のグッズを好きに選べるのが快感で、記事が出来上がるまでに随分時間がかかってしまいました。

次回も「フェアリーライズ」からピックアップしたポケモンの構築講座を行う予定です。
ではまた! 次回お会いしましょう!