戦略記事

【ダークオーダーで遊ぼう!】ガオガエンGXデッキ構築講座

ダークオーダーに収録された悪タイプのGXポケモン《ガオガエンGX》。このカードを使ったデッキ構築のポイントやプレイングを紹介。デッキレシピを参考に、自分だけのデッキにカスタマイズして遊んでみよう!

アローラ! 「へる」こと「イノウエ タカヒロ」です!
10/5、SM8a「ダークオーダー」が発売されました。先日注目カードトップ3の記事でも書きましたが、個性的なカードが多くて楽しいパックですね。
今回はその中でも《ガオガエンGX》を主軸としたデッキを紹介していこうと思います。サンムーンの通称御三家ポケモンですが、今回は炎タイプではなく悪タイプとしての登場です。
《ガオガエンGX》が好きでこのカードで戦いたい!という人にオススメのデッキになっているので、是非使ってみてください。
では行きましょう!


サンプルデッキレシピ

ガオガエンGX & アローラキュウコンGX

【ガオガエンGX & アローラキュウコンGX】


デッキインフォメーション

アーキタイプ ガオガエンGX & アローラキュウコンGX
レギュレーション SM1~SM8a
作成者 イノウエ タカヒロ(へる)
デッキコード 2pyMMX-HOm0zD-UppypM

デッキ概要

強力なエネ加速(※1)効果を持つ《ガオガエンGX》と、グッズを自在にサーチ(※2)する《アローラキュウコンGX》が主軸のデッキです。2体の特性が場を構成するのに優れており、”一貫した動きを毎回行いやすい“のが最大の特徴ですね。
ワザに必要なエネ、盤面構成に必要なグッズを軒並み用意できるので、ドロー(※3)サポートをあまり使わずとも戦いやすいメリットがあります。毎ターンのドローとサイドから取ったカードだけで足りる展開も多いです。

  • ※1「エネ加速」:「1ターンに1度つける以外の方法で、複数エネルギーをつける」という意味のポケカ用語
  • ※2「サーチ」:「デッキから特定のカードを手札に加える」という意味のカードゲーム用語
  • ※3「ドロー」:「デッキからカードを引く」という意味のカードゲーム用語
  • ガオガエンGXについて

    スカーチャージ 《ガオガエンGX》は特性「スカーチャージ」により、ワザを使うためのエネルギーを即用意できます。エネをつけるという手間がかからないので出してすぐに攻撃に移れ、スピーディかつ安定感のある非常に強力な特性です。
    代わりに3つダメカンが乗るデメリットがあるのでせっかくの耐久力が落ちてしまいますが、それでもHP220に踏みとどまります。これは1進化GXポケモンの基準HPとなる210をギリギリ超える数値で、190~210ダメージを出せるように調整されたカードでは一撃で倒しづらい絶妙なラインですね。
    クラッシュパンチ 主に使うワザ「クラッシュパンチ」はダメージが控えめなものの、ほぼ全てのポケモンを二度の攻撃で倒すことができ、強力な非GXポケモンに多いHP130をしっかり一撃で倒せるので悪くありません。
    相手バトルポケモンの特殊エネルギーをトラッシュする付属効果もいやらしく、《ダブル無色エネルギー》に頼ったポケモンは攻撃する為のハードルが上がり、少しずつ追い詰められることになります。
    DDトルネードGX GXワザである「DDトルネードGX」は自身に乗っているダメカンの数に応じてダメージが上がるので、「スカーチャージ」を使用した直後でも160ダメージのワザとして使えます。
    また、ダメージを受けると一気に高威力のワザに変貌するので、相手からすれば不用意に攻撃することができません。
    自己完結した効果を持ち、単体で行える攻撃のバリエーションも豊富なことから、総じて2進化の中でも安定感に優れたポケモンです。

    相方に求められる「安定感」

    《ガオガエンGX》は場に出せば即攻撃に移れるので、カード単体としては速度も安定感もあります。
    とはいえ、そもそも2進化ポケモン自体場に出すのに必要なカードが多く、テンポも遅くなりがちです。これではせっかくの《ガオガエンGX》も強みが活かせません。
    そこで、前回の構築講座で取り上げた《アローラキュウコンGX》を相方に採用し、速度と安定感を維持できるようにしました。

    即進化に必要な《ふしぎなアメ》だけでなく、「スカーチャージ」と相性のいい《まんたんのくすり》《エネルギーリサイクル》等、状況に応じたグッズをサーチ(※2)できるので柔軟性もありますね。

    元々この枠には同じパックで登場した《フーパGX》を採用していたのですが、ワザを使わなければサーチできず、バトル場の《フーパGX》とベンチの《ガオガエンGX》をスムーズに入れ替えづらい、と動きが鈍くなるケースが多くありました。
    その点《アローラキュウコンGX》は場に出した瞬間特性でグッズがサーチできますし、《アローラロコン》ならばにげエネも少ない。さらにはワザ「みちしるべ」で進化先のポケモンを複数サーチできることから、相方に相応しい安定感をもたらしてくれました。
    ワザの威力は控えめなものの、想像以上に粘り強く厄介なデッキです。ダメージを受けてもなお、果敢に攻撃を仕掛ける《ガオガエンGX》の勇姿が楽しめます!

    実際の使い方

    第一ターンはこう動け!

    じゃんけんに勝ったら先行を選択しましょう。 先に進化できれば一足先に攻撃できるので、ペースを掴みやすくなります。
    最初のターンは《ウツギ博士のレクチャー》を使い、”場の《ニャビー》《アローラロコン》が均等になるようサーチ“してください。それぞれ2枚ずつ用意できればいい滑り出しです。
    片方が1体しか場に出せない状況だと、その1体を狙われて倒されるとその後が非常に苦しいゲーム展開になります。進化が遅れて中々攻撃できず、そのまま押し切られる…ということになりかねないので、しっかり均等に用意しましょう。

    既に手札がたねポケモンで溢れている“というケースでは、場に並べて手札を減らしてから《リーリエ》を使いましょう。次のターン使える手札が多ければ動きやすくなりますし、進化先ポケモンが引ければそのまま攻撃に移れる可能性が高いです。

    もし後攻になってしまった場合、なるべく《アローラロコン》をバトル場に送り出してください。「みちしるべ」を使えば《ガオガエンGX》《アローラキュウコンGX》をサーチできるので、次のターン進化できる可能性がグッと上がります。 後攻は次のターンほぼ間違いなくたねポケモンが倒されてしまうので、均等に出す意識を徹底してください。手札に《ふしぎなアメ》があり、最低限進化はできる状況であれば、《アローラロコン》は遠慮なくバトル場で「みちしるべ」を使いましょう。

    第二ターンで進化しよう!

    次のターンが来たら、《アローラキュウコンGX》に進化して特性「ふしぎなみちびき」で必要なグッズをサーチします。
    グッズの選択肢は以下の優先度を参考にしてください。場を整えるのが最優先事項ですが、余裕があれば《まんたんのくすり》をサーチしておくと後々有利に戦えます。

    最初の《アローラキュウコンGX》は進化したり場を整えるためのグッズ“を、”後続は《ガオガエンGX》を補佐するためのグッズ“をサーチすると無駄がありません。

    さて、必要なカードをサーチしたらいよいよ《ふしぎなアメ》を使って《ガオガエンGX》に進化させます。すぐさま「スカーチャージ」を使ってエネをつけつつ、「クラッシュパンチ」で攻撃を仕掛けましょう。

    なお、《リーリエ》《シロナ》のようなドローサポートを使う場合、「スカーチャージ」を使った後に使うのをオススメします。デッキ内のエネルギーが減っていればデッキが圧縮(※4)され、その分キーカードを引く確率が高くなります。

  • ※4「デッキ圧縮」:「不要カードをデッキから減らし、有効なカードの比率を高める」という意味のカードゲーム用語
  • 中盤〜終盤、どう動く…!?

    サイドを取る大まかな流れは以下の通りです。

    1. 「クラッシュパンチ」2発でGXポケモンを倒して2枚取る
    2. 「DDトルネードGX」1発でGXポケモンを倒して2枚取る
    3. 強化した「クラッシュパンチ」で《カプ・テテフGX》を倒して2枚取る
    上記を意識してゲームを進めていきましょう。 一回の攻撃で倒せるほど高威力なワザは「DDトルネードGX」しかないので、基本的にはお互い攻撃し合うことになります。

    《ガオガエンGX》にダメージが蓄積したタイミングで活躍するのが《まんたんのくすり》です。

    HPを全回復する代わりにエネルギーを全てトラッシュしてしまいますが、「スカーチャージ」によって即ワザが使える状態に戻るので、多くの下準備を必要としません。
    デッキ内のエネルギーが枯渇してしまう恐れはあるものの、それを防ぐために《エネルギーリサイクル》を採用しています。1枚でデッキ内のエネルギーを一気に補充できるので、《まんたんのくすり》とセットでサーチしておくと安心です。
    受けたダメージは必ずしも回復しなければいけないわけではありません。「DDトルネードGX」で大ダメージを与えるチャンスなので、サイド4枚以下になった辺りからGXポケモンを狙っていきましょう。

    サイドが残り2枚まで来て、相手のベンチに《カプ・テテフGX》が入れば決着をつけるチャンスです。
    「クラッシュパンチ」は《こだわりハチマキ》《喰いつくされた原野》を組み合わせると170ダメージに届きます。

    これは《カプ・テテフGX》をぴったり倒せる数値なので、手札で準備が整ったら《グズマ》で引っ張り出し、奇襲を仕掛けるかの如く強化「クラッシュパンチ」をお見舞いしましょう。
    必要なカードがそこそこ多く、スタジアムはサーチができません。無理するよりもできれば狙う、くらいの認識にとどめておき、回復と攻撃を織り交ぜて堅実に倒しに行くことも視野に入れましょう。

    カードの使い方をアドバイス!

    《ブラックマーケット◇》《ガオガエンGX》が倒されてもサイドが1枚しか取られない強力な効果を有しています。これがこのデッキを殴り合いに強くしている要因でもありますが、それ故に相手も警戒しているでしょう。
    引いたからといって即場に出すと、その分長く場に留まるので相手のスタジアムでトラッシュされやすくなってしまいます。《ガオガエンGX》がやられそうなタイミングで出し、相手に要求するハードルを高くする…という認識で使うといいかもしれません。

    《イベルタル》はにげエネが0なので、《グズマ》と組み合わせると一方的に相手のポケモンを引っ張り出すことができます。
    ワザも要求するエネルギーが少なめ、かつ2つとも厄介な効果がついているので、《ガオガエンGX》が倒された後の中継ぎアタッカー(※5)として活躍してくれるでしょう。ダメージを与えておけば「クラッシュパンチ」圏内になるかもしれませんしね。

    《ユニットエネルギー闘悪妖》はこのデッキのアタッカー全員に共有できるエネルギーなので、《アローラキュウコンGX》も攻撃に参加することができます。
    「はくぎんのかぜ」はバトル場だけでなくベンチにもダメージを与えられるので、後々「クラッシュパンチ」で倒せる範囲を増やしてくれますし、ウルトラビーストに対してはGXワザも一つの選択肢になります。
    《こだわりハチマキ》をつければ《レックウザGX》《ウルトラネクロズマGX》も一撃で倒せるので、《ガオガエンGX》とは違う範囲を補えるでしょう。

  • ※5「アタッカー」:「主に攻撃するカード」を意味するカードゲーム用語
  • カスタマイズポイント

    ガオガエンGXと相性のいグッズ

    「ふしぎなみちびき」でサーチできるカードの選択肢として、違うグッズを採用すると動きに幅が出ます。
    例えば《ダメージムーバー》《デンジャラスドリル》は「スカーチャージ」で受けたダメージを別のポケモンに移し、《ガオガエンGX》が本来の耐久力で戦えるようになります。 僅かにHPを回復するカードとも言えますが、《まんたんのくすり》と違ってエネをトラッシュしないので用途が異なります。
    逆に「スカーチャージ」を使った後、別の《ガオガエンGX》にダメカンを移すことで「DDトルネードGX」の威力を上げることもでき、何をしてくるのか読みづらい面白いカードです。
    他にも《ねがいのバトン》はせっかくつけた大量のエネルギーを無駄なく後続のポケモンに渡すことができ、《ガオガエンGX》以外のアタッカーも運用が視野に入ります。
    《カプ・テテフGX》にまとめて渡すと「エナジードライブ」のダメージも侮れないことになるので、相手からすれば対処を迫られる厄介なカードですね。

    《クチナシ》

    場のポケモンをトラッシュのたね悪タイプポケモンと入れ替える、というユニークな効果のカードです。
    「スカーチャージ」で一気にエネルギーをつけられることに着目し、《ガオガエンGX》と入れ替えることで、”ワザの要求するエネルギーが多い“ポケモンの擬似的なエネ加速手段として使えます。
    《フーパGX》はすぐにワザを使えますし、その他《アクジキングGX》なら入れ替えた後《ダブル無色エネルギー》をつければ「タイラントホール」が使えます。
    この組み合わせを採用する場合、手札に来たポケモンを円滑にトラッシュできるように《マーマネ》《かんこうきゃく》《デンジャラスドリル》といったカードも合わせて採用するのがオススメです。

    オススメGXポケモン

    相方を《アローラキュウコンGX》ではなく、好きなカードをサーチできる「ローグリング」の《フーパGX》と、「とりひき」で次々とカードをドローできる《ゾロアークGX》に据えてみるのもいいですね。
    デッキがほぼ悪タイプで統一されているので《ブラックマーケット◇》が最大限活躍しますし、全員アタッカーとして運用ができるので、状況に応じた攻撃を行えるのも強みです。
    ただし《フーパGX》自体は《アローラキュウコンGX》と比較すると少し動きが鈍くなる他、入っているポケモンの種類が多いので、手札が噛み合わない組み合わせがしばしばあります。 そのかわり「ローグリング」は好きなカードをサーチできるので、速度こそ《アローラキュウコンGX》には劣りますが、サポート、スタジアムや特殊エネルギーを手札に加えられるメリットがあります。 また、自身がメインアタッカーとして運用できる点、GXワザが非常に強力な点を考慮するとこちらも相方として優秀です。悪タイプのたねポケモンなので《クチナシ》から入れ替える先としても使え、《フーパGX》ならではの良さがあります。
    《ゾロアークGX》を優先して用意するとデッキが円滑に動かせるようになるので、意識してみてください。

    おわりに

    《ガオガエンGX》デッキ、いかがだったでしょうか。
    正直所見の印象では(2進化ポケモンなのにワザの威力が控えめだなあ…)と思っており、それほど期待していませんでした。
    しかしいざ使ってみるとその粘り強さに少しずつ楽しみを覚え、安定した展開ができることも合わさって好きになっていきました。やはり実際に使うまではカードの真価は分からないものですね。
    私が組むとこうなる!といった一つの例なので、自分好みに是非改良して使ってみてください。
    ではまた! 次の記事でお会いしましょう!