【チャンピオンズリーグ新潟21位】ジラーチサンダース解説【中編】

アローラ! Pokead Prosの「へる」こと「イノウエ タカヒロ」です。

12/2に新潟で行われた「チャンピオンズリーグ2019 新潟大会」に参加し、そこでベスト32に入賞することができました。

さて、今回は新潟大会で実際に使用した【ジラーチサンダース】の特定のデッキに対する基本戦術を解説していきます。

【ジラーチサンダース】のデッキリストは前編からどうぞ

基本戦略

序盤:ジラーチで盤面構築

どのデッキ相手にも先行を取ります。

《ジラーチ》を2体並べ、1体目の「ねがいぼし」を使ってから逃し、2体目の「ねがいぼし」を使うことで盤面を整える動きが強く、安定した立ち上がりができます。

後攻の場合はサイドをいきなり取れる可能性があるものの、攻撃するためのサンダーを準備する必要があり、要求される手札の質が高くなります。

特に《アローラベトベトン》入りのデッキ相手に後攻を取ると突破のハードルが上がるので、先行を取るのがオススメです。

これは対戦中通して意識することですが、毎ターンサイドを取るのに繋がる行動を絶対にするつもりで動きます。

また、盤面に《ジラーチ》を絶やさないのを心がけましょう。完全にいなくなるとトレーナーズの確保ができなくなるだけでなく、「アサルトサンダー」の発動条件を満たすのが厳しくなります。

常に2体以上用意し、バトル場のポケモンが倒されたら《ジラーチ》を送り出して「ねがいぼし」→逃してアタッカーに繋げるというフローを大切にしましょう。

相手の出鼻をくじいて失速させられればこちらのペースに引き込めるので、後攻1ターン目から《グズマ》で相手の核を狙うのもありです。

常に主導権を握り続けられるようにいきましょう。

中盤:サイドプランの重要性

GXポケモン主体の相手には基本的に1:2:2:1の順番でサイドを取る意識でいきます。

「アサルトサンダー」を合計4回、「カプサンダーGX」1回で決着をつけるようにリソースを管理する必要があります。

特に《エレキパワー》《グズマ》は終盤必要なタイミングが明確に訪れる上、使い捨てなので雑に使うのは危険です。

目先のサイドにがっつかず、サイドレースにしばらく付き合っていきましょう。

例えばいつでも倒せる《マーシャドー》のようなポケモンは終盤まで放置しておき、他のポケモンを倒してサイドを詰めていきます。

また、《カプ・コケコGX》であれば安易に返せるような盤面でもこのタイミングで使用は厳禁です。

《カプ・コケコGX》は倒されたらサイド2枚を献上することになり、高確率でサイドを逆転されます。

対してこちらはこのカード以上の返し手が存在しない為、相手のポケモンを倒せなくなって詰み状態に陥ります。

サイドが3枚になるまでは「アサルトサンダー」で堅実に攻めるのがオススメです。

非GXポケモン主体の相手には進化前のアタッカー、及びエンジン役を潰していきましょう。

一度でも相手の動きを止められれば、後はサイド差を引き離して勝つことができます。

この辺りでサイドを確保しているとハンドリフレッシュを受ける可能性があるので、絶えず《ジラーチ》を用意してリソースを確保しましょう。

「ねがいぼし」があればハンドリフレッシュはあまり怖くないので、バトル場のポケモンが倒されたら挟むのを忘れずに。

終盤:溜め込んだリソースを使う

自分のサイドが3枚まで来たらいよいよ詰めの段階に入ります。

《カプ・コケコ◇》の「せんじんのまい」で盤面にエネを供給しながら、「エアロトレイル」で《カプ・コケコGX》を用意します。

サイドレースが競り合っているタイミングでの奇襲攻撃で相手のGXポケモンを倒し、そのまま押し切ります。

もしこの段階でサイドレースが優位で余裕がある場合、もしくは次のターンの一撃で勝てる場合は無理に攻撃せず、一度待つのも手です。

《ジラーチ》2体を経由して必要パーツをかき集め、確実に勝てるようにします。

ここまで順調にサイドを取っていれば手札が相当あるはずなので、《エレキパワー》をたんまり使って強引にいきましょう。

プレイを早くする

《ジラーチ》の「ねがいぼし」処理や数多くのサーチ、非GX主体のデッキということもあり、時間がそこそこかかります。

公式大会では時間切れで決着がつかなければ両者敗北になってしまうので、とにかくそれだけは避けなければなりません。

自分のプレイスピードを向上させるのは当然として、思考に使う時間をなるべく少なくする為に大切なのはシミュレーションです。

環境のデッキに採用されているポケモンをチェックし、事前にサイドプランを考えておいて当日はそれに沿ったプレイしました。

その場で行うのはどうプレイするかの判断だけにとどめ、どう勝つかの判断は事前に済ませている状態が望ましいですね。

各デッキへの立ち回り

ミラーマッチ(互角)

先攻を取った場合はサイドを先行される可能性が高いですが、気にせず《サンダースGX》を用意し、次のターン「ヘッドボルト」からひたすら《サンダー》を狩り続けていきます。

並行して《アブソル》を用意し、相手の《ジラーチ》を経由しづらくさせてリソースを少しずつ奪っていきましょう。

《サンダースGX》の耐久力は《サンダー》だけで対処するには若干重く、一方こちらは「ヘッドボルト」で確実に倒せます。

また、《サンダー》と違って《サンダースGX》はバトル場から一度逃がす必要がなく、そのまま維持して攻撃できるのも利点です。

《サンダー》《基本雷エネルギー》を工面する為にひたすら「ねがいぼし」とサポートを使わせ、リソース勝負に持ち込みます。

相手が攻撃できなくなるターンがあればサイドレースは逆転し、後攻の優位性は消えるので積極的に狙います。

逆に後攻の場合は何が何でも止まらないことを意識し、サイドレースの優位性を維持できるようとにかく回します。

相手の《ジラーチ》が1体だけしか出ていないならそれを狩りにいき、徹底して相手に失速させるように仕向けましょう。

ただし相手に《サンダースGX》が採用されている場合、単騎にしてしまうのは最悪です。「スピードランGX」で蓋をされてサイドを引き離されてしまいます。

相手の《サンダースGX》《マッシブーン》の「スレッジハンマー」で仕留める選択肢を用意しつつ、基本的に「アサルトサンダー」2回で倒しにいきましょう。

ミラーマッチに限らず、非GX主体のデッキと戦う時はとにかく止まらないことが大切です。

【ズガドーンアーゴヨン】(微有利)

サイドプラン
  • 1(進化前たねポケモン)
  • 2(ズガドーンGX)
  • 2(ズガドーンGX)
  • 1(非GXポケモン)

最初の《ズガドーンGX》を倒す時に《カプ・コケコGX》を使ってしまうと、《ビーストリング》でカウンターを貰ってそのまま押し切られます。

その為、最初の《ズガドーンGX》は「アサルトサンダー」2回で倒し、相手が《ビーストリング》を使った返しに《カプ・コケコGX》で仕留めるようにしましょう。

また、最初の《ズガドーンGX》を倒すタイミングで《マーシャドー》を挟めると、相手が《ビーストリング》を使いづらくなり一気に楽になるので余裕があれば使います。

しかし《アローラベトベトン》を採用しているタイプでは注意が必要で、相手の《アローラベトベター》が1体なら《グズマ》で絶対に倒しにいく必要があります。

《メタモン◇》含めて2体ベンチに並べられた場合は一度待ち、《アローラベトベトン》に進化させてから《エレキパワー》2枚込みの「アサルトサンダー」で倒します。

《グズマ》《アローラベトベトン》をバトル場に縛るのも有効で、倒せないにしても相手が止まるタイミングを作りましょう。

ハンドリフレッシュと《アローラベトベトン》を併用されなければまだどうにかなります。

【ルガルガンゾロアーク】(不利)

サイドプラン
  • 1(進化前たねポケモン)
  • 2(ゾロアークGX)
  • 2(カプ・テテフGX)
  • 1(非GXたねポケモン)

【ルガルガンゾロアーク】の場合は異質で、前述したハンドリフレッシュと《アローラベトベトン》の併用を安易に行えてしまいます。

また、《ムキムキダンベル》《アセロラ》等、「アサルトサンダー」2回でGXポケモンを倒すプランが取れない要素も多く、かなりやり辛い相手です。

《マッシブーン》を挟んで《ゾロアークGX》を倒せるとグッと楽になるので、最初にデッキ確認する時は絶対にサイド落ちしているか見ましょう。

《アローラベトベトン》を採用していないタイプならこれだけで勝てるので、それほど不利な相手ではなくなります。

また、《メタモン◇》が見えたら真っ先に狩りに行き、《アローラベトベトン》を絶対に用意させないのが大切です。

ハンドリフレッシュがあると《アローラベトベトン》を置かれた後の突破手段が著しく少なくなってしまうので、出されたら全力で倒しに行く必要があります。

そのため、チャンピオンズリーグ2019新潟大会で優勝したタイプのように、様々な手段で《アローラベトベトン》を用意するデッキ相手はかなり分が悪いです。 ベトベターラインを処理しきれず、一方的にマウントを取られて終わりかねません。現在の構築のままでは不利です。

【ルガルガンマッシブーン】(有利)

サイドプラン
  • 1(進化前たねポケモン)
  • 2(マッシブーンGX)
  • 2(マッシブーンGX)
  • 1(非GXたねポケモン)

《サンダー》に闘抵抗があるので、「ジェットパンチ」だけではなかなか倒されません。入れ替えカードを手札に保持したまま「アサルトサンダー」でしっかりダメージを刻んでいきましょう。

「スレッジハンマー」の《マッシブーン》に動かれると若干面倒なので、サイドは4枚を避けて取れるのが一番理想です。

ただし2枚抜きのリスクはついて回るので、《ジラーチ》が盤面から消えないように常に複数用意しましょう。

「ジェットパンチ」だけでなく、《アローラキュウコンGX》の「はくぎんのかぜ」で2枚抜きされるパターンもあるのでそこだけ注意が必要です。

【ズガドーンアーゴヨン】と同じく、最初の《マッシブーンGX》は「アサルトサンダー」2回で倒すことを心がけ、《ビーストリング》でのカウンターに合わせて《カプ・コケコGX》で返します。

下手なタイミングで使うと「ナックルインパクト」や「デスローグGX」であっけなく返されてしまうので、絶対に我慢しましょう。

サイド複数枚取りや《アセロラ》の複数回使用を挟まれなければサイドレースは有利なので、絶対に止まらないことが大切です。

止まればその分相手に「ジェットパンチ」や展開以外のサポートを使う機会を与えてしまいます。

2進化GXアタッカー主体デッキ(微有利)

サイドプラン
  • 1(進化前たねポケモン)
  • 1(進化前たねポケモン)
  • 2(カプ・テテフGX)
  • 2(進化後GXポケモン)

たね・1進化GXポケモンと違い高耐久な上、《まんたんのくすり》が採用されていると「アサルトサンダー」だけでは倒しきれないケースが多発します。

そのかわり一気に進化ポケモンが並ばないことを活かし、《グズマ》《あなぬけのヒモ》で進化前のたねポケモンを倒していきます。

手札に《エレキパワー》を抱えておき、サイドを詰める段階で一気に使用しましょう。

盤面にエネが供給される相手なら強化なしの「カプサンダーGX」でも倒しやすいが、実際には使わせてもらえないパターンが多いです。

《戒めの祠》が早いうちに置けると楽になります。

非GXアタッカー主体デッキ(微有利)

基本的にはミラーマッチと同じく、相手のアタッカーを枯らして動きを止められるかが重要になります。

《ジラーチ》《マグカルゴ》のように動きに関わるポケモンが少数出ている場合は最優先で狩り、エンジンを断ちましょう。

《ニダンギル》《グランブル》のように「アサルトサンダー」だけで倒しづらい進化アタッカーに対しては、真正面から2回攻撃しているうちに次々と倒されてサイドレースで逆転されてしまいます。

その為バトル場は一旦放置して進化前のたねポケモンから狩り、相手の後続が切れてから進化アタッカーを仕留めれば問題ありません。

速度的にこちらが先にサイドを取れる可能性は高く、あとはサイドレースで抜かれないように動きを止めないことが大切です。

後編に続く

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